醜怪甲獣(エルツァンプ)

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(ファーローズ、基本ルールデータブックP14、ユルセルーム博物誌P52より)

26.醜怪甲獣(エルツァンプ)
 五本の指を備えた象のそれに似た四肢。日の上にある大きな二本の角、鼻の上の小さな一本の角。オウムのそれに似た嘴。後頭部を覆うような盾状のえり飾り。後方に一直線に伸びた尾。鎧のように堅い皮膚に覆われた頑丈な身体。この様な特徴を持つ体長5mほどの奇怪な生物は、デュラにおける牧畜の要であるという。
 かの北の魔国からの数少ない生還者の言葉によれは、この生物は魔国にのみ生える奇怪な植物を食し、農耕・荷物の運搬・荷車の引き手として用いられている草食動物であるという。しかし、この生物の餌に捕虜の人間が与えられていたという古記録もある。そのため、雑食性である可能性も十分に考えられる。
 この生物のユルセルームにおける記録は、デュラの勃興以前にはまったく存在しない。デュラの故地マストより運び込まれたのであろう。
体力:35 運動:9 感覚:7 霊感:6
HP:22/21/21 防御力:5
攻撃:(2D6)*
  2 エルツアンプは雄叫びを上げながらにらんだ。
  3 4打撃
  4 6打撃
  5 8打撃
  6 エルツアンプは尾でなぎ払った.9打撃。難易度20で『運動』の一般RRに失敗すると転倒。
  7 10打撃
  8 12打撃
  9 14打撃
  10 16打撃
  11 18打撃
  12 怒りの突撃。転倒&30打撃!!

<交渉修正> 愛嬌:−/美麗:−/威厳:−7/畏怖:−5
<死亡の際の感情波動>
 1  喜び   (1D6)
 2  悲しみ  (1D6)
 3  怒り   (1DlO)
 4  憎しみ  (2D6)
5〜6 恐れ   (1D10)
特殊能力 昼行性・社会牲
登場数 1〜多数
生息地 デュラの荒地・草原
遭遇頻度 D(ただしデュラではA)、動物学・マスト語、25、30

モラル C
<備考> トリケラトプスに似た体長5mほどの四足歩行型恐竜。
(以上参照文献より)


 実際の所、この生き物についての詳細は上記の様に謎が多い。しかしながら、近年の小規模な紛争の多発による目撃例の増加と、各研究機関の調査により、さらにいくつかのことが判明している。
 例えば『血の壁』をめぐる戦闘の結果、遺棄された醜怪甲獣の骨格が、ストラディウム陸軍資料館に保存されている。
 これらの骨格の、特に歯列の研究から、主として草食であるというのが今の所定説となりつつある。
 クチバシ状の部分で分厚い繊維質の食草を噛み千切り、奥歯ですり合わせて咀嚼するのであろう。

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 最近の報告をまとめると、醜怪甲獣には角やえり飾りの形、皮革の様子などで亜種が多数存在し、又、同種であっても体色や模様にバリエーションが多い。
 色は、灰色のものを中心に、黒、茶、緑、赤茶、黄土色などが典型で、それにしばしば縞や斑点などの模様がはいる。
 体重については、あまりに大き過ぎて推測となるが、5mの標準種で推定で2トン以上、大きいもので3トンを越えるとされる。
 群れをなして生活し、通常は比較的温和であるが、興奮すると非常に狂暴となる。
 農耕や輸送以外に、近年では軍用としても用いられる。
 攻撃力があり、輸送にも用いられ、負傷等で使い物にならなくなったた場合は食料となる。絶大な突撃力もあって、餌の確保の困難さをを含めても軍用獣としてはおおいに有用といえる。
 その性質から、攻撃の際には特殊な薬物を用いて興奮を高めることもあるという。
 食草については、いまだに詳しいことがわかっていない。が、外見的には非常に大型のシダを思わすものだとの報告がある。
 肉はやや生臭いが、十分に血抜きすれば食用に適し、また皮革は鞄やベルトなど、上質の皮製品となることもわかっており、特殊なルートでひそかにマダオなどで取引されることもあるという。ただし密貿易となるので当然高価である。
 また、貴重な目撃例として、孵化の様子を観察して描いた絵も存在する。

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 この絵から、孵化直後は角が未発達で、また体色はかなり薄いのではないかと推測されるが、すべての種に言えることかどうかは不明。
 絵の作者の話では、10個近くの卵が固まって並んでおり、その中の一つが孵化した場面を目撃したらしい。また、成獣が卵を暖めている様に見えた、とも証言している。

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 なお、従来の図で説明されていた、『鎧状の外皮』については、軍用の装備であるとの説が有力になっている。
 また、5本の指、については、自由に曲げられる長い指を持つ、という説が否定されつつあり、骨格から判断したものと異なり、外見上ははかなり短く退化した指であるとされている。




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付記
 大旗戦争しかルールをもってない人のためにもイラストを、って目的もあって作成。

 この辺の基本ルールの博物誌の絵は、デッサン含めあんまりプロっぽくない…(^^;
 あえていってしまうと、林蔵としてはあんまり好きじゃないです…。この辺や表紙のイラストが商業的な売れ行きに響いてると思うところ大…特に博物誌の表紙は周囲の評判悪いです。
 エルツァンプについて言うなら、生物学的にも、外骨格でもないのにホント鎧のような皮膚とか(ほとんどカニ?実際の所、陸生脊椎動物で許されるのはカメの甲羅程度のものだと思う…。まぁ、魔法の国の話だけどね…。)、あの体型で長い指とか(立ち上って何かを掴んだり…できないよなぁ…。)、すごく変…。文章からそのまんま絵を起こしたんだろうけど、もうちょっと考えて、もしくは資料調べて欲しかった。

 このページの図は、最近急に増えてきたおまけ付き菓子の恐竜、特に味覚糖のチョコラザウルスとカバヤのダイノワールドのトリケラトプスの写真を加工してます。
 ダイノワールドはできがいいし、箱の外から何が入っているかわかるのがいい。
 チョコラザウルスは、扱うテーマが幅広くて楽しい。骨格ものはここからです。でも、オピバニアの眼が一つ足りなかったことがあって、悲しかったです…。中国産だから仕方ないか…。
 あとは、フルタのダイノモデルズってシリーズもあって、おまけが大きくていいんだけど、金型が悪くてちゃんとパーツの合わせができてないのが難点。中心線に隙間開いちゃうとなぁ…。
 ページの後半内容に付いては、出展なしの自作(偽作?)です。でも、割とありそうなことを並べたつもり。
 司 史生さんのプライベートサプリを除いて、新しいサプリが出なくなってずいぶん経つので、情報とか自作しないと目新しいことなくなってきたのが残念です。ルールやサプリからデータとかそのまんま取ってきてページ作って公開、ってのもなんか抵抗ありますし…。学術文でも引用部が半分超えたら、著作権の問題ビシビシでてきますしね。

博物誌、次は飛竜(リウイ)のページの予定です。
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