港の歴史ゾーン
神戸港の変遷をテーマにしたゾーン。
写真は和船の大型模型と、実物大の積荷。
他にも古代からの和船の変遷を示す模型や、造船所、港の構造、遣唐使船の説明など盛りだくさん。
特に江戸時代の北前船、菱垣廻船などの展示が充実している。
以下、和船の模型のほとんどはこのゾーンから。
菱垣廻船(ひがきかいせん)
大坂(現大阪)から、木綿、油、酒、酢などの日常品を江戸まで運んだ船。
江戸時代を通じて用いられ、1620年頃開設、1690年頃には500石積、1860年頃には2000石積みの大型船まで造られた。
舷側にあたる垣立(かきたつ)の下部を菱形に組んだことから名付けられた。
下段は1/10模型で、舳先の甲板に伝馬船を搭載。
樽廻船
1/10模型。
灘の酒を江戸に運んだ船で、1670年頃から運行。
その後、酒以外の、菱垣廻船の荷物も運ぶようになる。
北前船
上左と下は1/10模型。上右は小型…というにはやや大きいが…模型。
大坂〜北陸〜松前(北海道)(西廻航路)に用いられた船の総称。本によっては、江戸から松前の航路(東廻航路)の船も含んでいる。
江戸時代、各地の地場産業の発達を背景に、大量輸送可能な海運が発達し、北国と大坂、江戸を結ぶ航路が整備された。
江戸時代通じて用いられ、明治になってからもしばらくは使われた。
名前のいわれには、(ア)北を前にして進む(イ)北国松前の略称(ウ)北廻りの転訛(エ)乗前という航海用語変化、などの説がある。
能代、酒田、新潟、輪島、三国、敦賀、小浜、益田、萩、下関、広島、赤穂、兵庫などの北前船の寄港地は商業都市として大いに賑わった。
大阪〜松前間を年一回往復し、北の産物を西国や上方へ運び、帰路は木綿や塩、瀬戸物を北陸、北海道に運び、上方文化も北前船を通して北海道まで伝わった。
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